カフェに行かなくても、手軽に美味しいコーヒーがコンビニで飲めるようになりました。
でも、その反面、コーヒーフレッシュ(関東ではミルクっていうらしい)を手に取る機会も増えた人も多いですよね。
でも、それちょっと待ってください。
コーヒーフレッシュが何でできているか知っていますか?
今回は、コーヒーフレッシュのお話をしていこうと思います。
コーヒーフレッシュって何でできてるの?
コーヒーフレッシュの中身は、水と植物油と食品添加物です。
どうですか?
体に悪そうな感じしますよね。
「大手企業が販売しているから安心だ」
という声もわかるんですよ。
実際、添加物気にしていたら、食べられるものがなくなる世の中ですから。
でも、コーヒーフレッシュに関しては、使わなくてもいいものでもあるので、考え直してみてください。
コーヒーフレッシュの添加物その①乳化剤
水と油って混ざらないですよね。その混ざらないはずの水と油を混ぜるためには乳化剤が必須なのです。
この乳化剤、乳と名前が付いていますが、乳成分は一切入っていません。
それどころか、全く同じ成分を洗剤や化粧品に入れると「界面活性剤」と表記されるんです。
そして、この乳化剤の怖いところは、2000種類もありながら表記は乳化剤としか表示されないところ。
何が入っているかわからないのが怖いですよね。
[st-mybox title=”乳化剤の種類” fontawesome=”fa-exclamation-circle” color=”#ef5350″ bordercolor=”#ef9a9a” bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- 合成乳化剤・・・グリセリン脂肪酸エステル・ショ糖脂肪酸エステル・ソルビタン脂肪酸エステル・プロピレングリコール脂肪酸エステルなどがある
- 天然乳化剤・・・レシチン、サポニン、カゼインナトリウム
合成乳化剤のショ糖脂肪酸エステルというのは、若い女性ほど注意が必要な乳化剤です。
発ガン性や肝臓に悪いだけでなく、胎児の染色体異常の原因にもなるとされているので、妊娠中の摂取は避けたほうがいいんです。
天然の乳化剤なら大丈夫かと言われれば、安全ともダメだとも言えないのが現状なんですよね。
もちろん、少量なら大丈夫ではあります。
ただ、取らないに越したことはないので、乳化剤表記のあるものを、毎日毎日取り続けるのは控えたほうがいいですね。
コーヒーフレッシュの添加物その②増粘多糖類
水と植物油を乳化剤で混ぜただけだと、シャバシャバでミルク感はないですよね。
そのミルクや生クリームのようなとろみを出すために使われるのが増粘多糖類です。
増粘多糖類はほぼ天然のもので作られているので、添加物の中でも安全性は高いとされています。
増粘多糖類の用途としては、
-
粘りやとろみをつけるために使う・・増粘剤
-
成型のために接着剤として・・安定剤(結着剤)
-
ゼリー状に固めるゲル化に使う・・ゲル化剤
主には、この3つです。
そして、乳化剤同様に増粘多糖類と言っても種類は一つではありません。
[st-mybox title=”関連” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#fafafa” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- ペクチン・・りんごや柑橘類の果皮から抽出・ジャムのゲル化に使う
- グアーガム・・グアーというマメ科の植物の種から抽出
- カラギナン・・紅藻類(海の中の赤い植物)から抽出
- キタサンタンガム・・トウモロコシなどのデンプンをキサントモナスという細菌を使って発酵させる
こうしてみてみると、そこまで警戒するものではないのがわかりますよね。
安価なプリンやゼリーなんかにも「ゲル化剤」として使われています。
増粘多糖類とは、複数の糖から作られる水溶性の多糖類です。
コーヒーフレッシュの添加物その③カラメル色素
カラメルといえば、お砂糖を焦がして作るものをイメージしますよね。
残念ながら、お砂糖で作るカラメルでは、色素が安定しないので、添加物を加えて作られるのが一般的です。
このカラメル色素が、コーヒーフレッシュに入っている理由は、真っ白じゃミルクっぽさが出ないから。
このカラメル色素、中に入っている添加物によって、Ⅰ〜Ⅳまであります。
その違いといえば、亜硫酸化合物やアンモニア化合物をが入ってるかどうかです。
[st-mybox title=”メモ” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#fafafa” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- カラメル色素Ⅰ・・両方とも不使用
- カラメル色素Ⅱ・・亜硫酸化合物のみ使用
- カラメル色素Ⅲ・・アンモニア化合物のみ使用
- カラメル色素Ⅳ・・両方とも使用
この亜硫酸化合物とアンモニア化合物で、危険なのはアンモニア化合物のほうです。
製造過程の中で4−メチルイミダゾールという、発ガン性のある物質を出すことがわかっています。
けれど、原材料表記にはあくまでカラメル色素としかかかれないので、どれが入っているかはわかりません。
一説によれば、いま日本で使われているカラメル色素はⅢとⅣがほとんどだとされています。
表記をみて、カラメル色素とかかれていたら、どうしても食べたいものでなければ、食べないほうがいいですよ。
コーヒーフレッシュの添加物その④香料&PH調整剤
そして、見た目や粘り気でミルクっぽさを出したら、最後は香りと日持ちですよね。
もし、コーヒーフレッシュが思ってる通りのミルクだったら、常温・長期保存っておかしいと思いませんか?
ミルクの香りを出すために香料を入れます。
そして、腐らないためにPH調整剤を入れるんですね。
このPF調整剤には、防腐剤となるリン酸塩が入っています。
PH調整剤の何が危険って、このリン酸塩がとっても危険とされているんです。
防腐剤であるリン酸塩を取りすぎると、腸内細菌を殺してしまうと言われています。
食べ物が長期的に腐らないというのが、おかしいんだということを頭の片隅に置いておいてください。
コーヒーフレッシュがないとコーヒーが飲めない人はどうすればいい?
そもそも美味しいコーヒーはブラックで美味しいんですよね。
でも、そう言ってもブラックはハードルが高い・・。と思う人も多いはず。
そんな人に第一にオススメしたいのが、普通の牛乳を使ってもらうことです。
お店なら、ブラックにコーヒーフレッシュでなく、無糖のカフェオレを頼んだほうが圧倒的に体に優しいです。
「でも!コーヒーフレッシュを入れたほうが好きなんだもん!」
そういう人には、ぜひクリープを選んでください。
[st-card id=129 label=”” name=”” bgcolor=”” color=”” readmore=”on”]クリープは唯一のミルクから作られているコーヒー用の粉ミルクです。
やはり、原材料がミルクなだけあって、他の製品より少しお高めで、賞味期限も短めなのが特徴。
それは、余計なものが入っていないからなんですよ。
少しでも体に安全なものを選ぶなら、牛乳かクリープをつかってくださいね。
コーヒーフレッシュは危険でまずい?ブラックで飲めない時はどうすればいい?
コーヒーフレッシュをミルクだと思って使うと、ものすごく後悔します。
だって……まずいじゃないですか・
味が全然ミルクじゃないし、「これの正体はなに?」って疑いたくなるくらい人工的な味。
でも、コンビニでコーヒーを買ってブラックでは飲めない時、フレッシュを入れるしかない時もありますよね。
私は、コーヒーフレッシュを使うのが嫌なので、一回分のクリープを持ち歩くか一緒に牛乳を買います。
カフェラテじゃミルク感が濃すぎるけど、ブラックの気分じゃない時にこの方法を使っています。
ミルクたっぷりのコーヒーではなく、コーヒーに少しだけミルクを入れたものが飲みたい時もあるじゃないですか。
とりあえず、せっかくコーヒーを飲むのにまずいものは飲みたくないので、クリープを忘れた時は大人しくブラックにするか牛乳を追加で買います。
それくらいコーヒーフレッシュを使うのは個人的に避けたいところ。
体に悪くて美味しくないって最悪じゃないですか。
できるだけ取らないことをおすすめします。
【まとめ】コーヒーフレッシュは危険かどうかよりもまずい
食品添加物は、現代社会において取らないのは不可能です。
食品に入れていいよと許可が出ているということは、少量なら問題ありません。
けれど、それがどれだけなら危険なのかのデータは、あまり公表されていないですよね。
最近私は「食べなくても平気なら添加物入ってたら食べない」と決めています。
コーヒーフレッシュは本当に食べなくても生活になんの支障もありません。
いきなり0は難しくても、徐々に減らしていくことをおすすめします。