コーヒーはブラック派な私が唯一好きな甘いコーヒーが、ベトナムコーヒーです。
確かに、まずいっていう声も多いですよね。
ベトナムコーヒーを全然全然全然全然うまくいれられない!まずい!あの苦味と甘味をしっかり出してアイスにするにはどうしたらいいのだろう。神保町のカフェに習いに行こうかな。美味しいコーヒーいれたいっいれたいっ。これじゃ全然コーヒーブレイクにならない。残念すぎる。豆がかわいそう。
— akiyuu (@kurukuru77) September 18, 2010
ベトナムコーヒーまずいから欲しい人にあげるよ。ほんとゲロみたいな味するからオススメ
— 【ポケカ】バズーカ三銃士 (@BAZ3MUS) December 6, 2016
実際にまずいベトナムコーヒーに当たったこともあるので、この気持ちはとてもよくわかります。
でも、美味しいベトナムコーヒーがあるのも事実なんですよね……。
そこで今回は、ベトナムコーヒーについてお話ししていこうかなと。
- ベトナムコーヒーを手軽に飲むには?
- ベトナムコーヒーはどこで飲むのが美味しい?
- 自宅で作るレシピは?
などベトナムコーヒーを徹底解剖していきます!
ベトナムコーヒーとは?
ベトナムコーヒーとは、練乳をたっぷりと入れたコーヒーのことです。
ブラックでしか飲まない人には、少し驚きますよね。
ではなぜ、この飲み方になったのかというと、ベトナムでよく使われている豆に秘密があるんです。
その豆について詳しくお話しします。
ベトナムコーヒーとは?コーヒー豆の種類に秘密があった!
ベトナムはコーヒー豆の生産国としても知られていますが、ベトナムで生産されている豆はアラビカ種ではなく、ロブスタ種というものなんです。
私たちたちが普段飲んでいるコーヒーは「アラビカ種」と呼ばれるものです。
これは、世界のコーヒー豆のシェア7割を誇る豆。
ロブスタ種は苦味が強く風味が弱いという特徴があります。
「風味が弱くて苦味が強い」これだけを聞くと、まずそうですよね。
ベトナムの人たちも、きっと同じ事を考えたんでしょう。
ある時、この風味の弱さをカバーしようと、コーヒー豆をバターや魚醤で炒めてみたんです。
魚醤は独特の香りと風味がありますし、バターは豊かな香りとコクがあります。
その風味を足すことで、ロブスタ種の風味のなさを補えるんです。
そうしてロブスタ種コーヒーを飲み始め、現代の甘いベトナムコーヒーに行き着いたというわけです。
ベトナムコーヒーとは、練乳をたっぷり使う
ベトナムコーヒーには。練乳をたっぷり使います。
焙煎の時に使う、バターのコクと練乳の甘さが非常によく合うのです。
先ほどお伝えしたロブスタ種の苦味を和らげるという目的も。
「コーヒーに練乳って美味しいの?」
もちろん、ブラックを飲んだことがない人ならそう思うと思います。
私も好きで飲むのですが、ベトナムコーヒーは喉が渇いて飲むというよりは、デザートとしてゆっくり嗜むのが向いています。
ものすごく甘いので、喉を潤すには向きません。
ベトナムコーヒーには、深煎りの豆を使う
ベトナムコーヒーの特徴は、濃いコーヒーにたっぷりと入れた練乳です。
あまーい練乳に合わせるには、元々の由来でもあるロブスタ種を使うのが本格的ですが、シェア3割なのでなかなか売っていない可能性も。
ロブスタ種が手に入らない場合、アラビカ種でも良いので出来るだけ深煎りのものを用意してください。
いつもよりお湯の量を減らすことで、濃いめのコーヒーをつくることができます、
ベトナムコーヒーがまずいって本当?
ベトナムコーヒーは、きちんと濃い目のコーヒーで作ると美味しいですが、薄いコーヒーに練乳を入れただけだと確実にまずいです。
私たちが普段飲んでいるコーヒーは、ブラックか少量のお砂糖で美味しく飲めますよね。
そのレベルのコーヒーにあれだけ練乳を入れると、練乳の味しかしないはず。
なので、ベトナムコーヒーを美味しく飲むためには
- 濃い目のコーヒーを使う
- 練乳の量を調節して自分好みの甘さを探る
- インスタントなら普段入れている量より増やしてみる
この3点に注意して、ベトナムコーヒーを作ってみてください。
そもそも甘いコーヒーが受け付けないという人には、美味しいですよ! とおすすめできるものではありません。
けれど、甘いコーヒーも好きな人であれば、きっと美味しく飲めるんじゃないかな? と私は思っています。
ベトナムコーヒーおいしい pic.twitter.com/0ITKaZG4CF
— ムナシイ (@munashii225) October 26, 2019
ベトナムコーヒーを入れるには、どんな道具が必要?
ベトナムコーヒーをより本格的なものにするためには、ベトナムコーヒー専用のフィルターを使います。
グラスの上に乗っているフィルターがカフェフィンと呼ばれるものです。
グラスに直接載せるので、必ず耐熱グラスにしてくださいね。
カフェフィンの使い方は、UCCコーヒーさんのサイトを引用しますね。
❶フィルターにコーヒーをセットする。
中ぶたを開けて、フィルターに杯数分のコーヒーを入れます。
❷中ぶたを締める
中ぶたを乗せネジで締めます(このフィルターは中ぶたをネジで締めるタイプです)。きつく締めすぎると抽出にかかる時間が長くなり、濃いめのコーヒー液になります。ふたの締め加減でお好みの濃さに調整してみてください。
❸お湯を注ぎ蒸らす。
あらかじめコンデンスミルクを入れておいたグラスの上にコーヒーをセットしたフィルターを乗せ、穴の開いている中ぶたの上から、少量のお湯を注いでコーヒーを蒸らします。
❹抽出する。
20秒程度おいてコーヒーを蒸らしたら、残りのお湯を注いで、上ぶたをし、コーヒー液がすべてグラスに落ちきるまで待ちます。
❺フィルターをとる。
抽出が終わったら、上ぶたを裏返してその上にフィルターを置きます。コーヒーとコンデンスミルクをよく混ぜてできあがりです。
Point:アイスコーヒーの場合は…
あらかじめ氷の入ったグラスを別に用意しておき、抽出後、コンデンスミルクとよく混ぜたコーヒーを一気にグラスに注いで冷やします。
引用;UCCコーヒー
これをみて、手間だなー・・と思った人は、普通のドリップコーヒーでも良いと思います。
実際、私が飲んだことのあるカフェも完成形で出てきたので、このカフェフィンという器具をみたことはありません。
「ベトナムコーヒーのインスタントはないの?」
調べました!早速インスタントで飲めるベトナムコーヒーをご紹介します。
ベトナムコーヒーのインスタントは?
まずは、アマゾンで高評価を得ているTRUNG NGUYEN チュングエン G7インスタントコーヒーです。
インスタントなので、もちろん本格的な味わいとはなりません。
ですが、甘いコーヒーが好きで、ベトナムコーヒーを飲んでみたいのであれば、試す価値のあるものです!
こちらのコーヒーは、カプチーノフレーバーもあります。
私はこのシリーズは飲んだことがないので、今度試してみようと思っています。
ベトナムコーヒーのインスタントで、飲んだことあるのはシンチャオコーヒー
ちなみに、数年前試したのがこちらのシンチャオ ベトナムコーヒー。カルディで購入しました。
これは・・個人的にはなしでした。
何がダメって、ベトナムコーヒーの甘さは再現できているんですが、コーヒーの味がしないんです。
ただの甘いカフェオレでとても残念でした。
やっぱりベトナムコーヒーは、苦味の強いコーヒーと練乳の甘さが徐々に混ざるのが醍醐味なんだなと感じました。
インスタントは、それでも手軽にベトナムコーヒーを飲んでみたい人は試してみてください。
サンマルクカフェのベトナムコーヒーは美味しい
私のベトナムコーヒーとの出会いは、サンマルクでした。
第一印象は「甘っ!」でしたが、ベースのコーヒーが苦いので、その混ざった感じがとても美味しかったです。
少し甘いものが欲しいけど、スィーツは違うなという時に、もってこいなのがサンマルクのベトナムコーヒーです。
この記事を書いてたら、久々にベトナムコーヒーが飲みたくなってきました・・。
カフェフィン欲しいな。
家で作れば、練乳の量も減らせますもんね。
でも、とりあえずはまたサンマルクでも行こうかな・・(笑)
【まとめ】ベトナムコーヒーはちゃんとすればまずくない!
甘いものは欲しいけれど、がっつりスィーツも違うなーという時に、ぴったりなのがベトナムコーヒーです。
甘いので、喉の渇きは潤せませんが、甘いコーヒーで疲れを癒すことはできます。
個人的に、ベトナムコーヒーのインスタントは、ただの甘いコーヒーなのでオススメできません。
けれど、手軽に飲めるのは事実なので、ベトナム風の甘いコーヒーが飲みたいなと思った時用かなと。
ベトナムコーヒーは美味しいので、ホッと一息つきたい時にはぜひ飲んでみてください。