いつでも手軽にコーヒーが楽しめるのがインスタントコーヒーの魅力ですよね。
でも入れ方を間違えると「インスタントコーヒーってまずいよね……」ってなっちゃいません?
実はインスタントコーヒーの歴史は古く、日々美味しく飲むための研究がされています。
つまりまずいわけがないんですよ。
でも実際に美味しく淹れられないし、インスタントコーヒーってどれも一緒?って思う人も多いです。
今回は、
- そもそもインスタントコーヒーってどうやって作ってるの?
- インスタントコーヒーの製造方法
- インスタントコーヒーがまずくなる理由
この3点を紹介します。
インスタントコーヒーをまずいと決めつけている人や、インスタントコーヒーをもっと知りたい人向けの内容となっています。
インスタントコーヒーとは?起源と作り方を紹介します
インスタントコーヒーは1771年にイギリスで作られました。
しかし技術が未熟だったため、商品化して市場に出回るまでにはかなりの時間がかかっています。
ちょっとイメージしてみてほしいのですが、保存が利かないインスタントコーヒーってどうですか?
かなり微妙ですよね。
そんな状態からインスタントコーヒーが製品化されるまでと、インスタントコーヒーが工場でどうやって作られるのかを紹介します。
インスタントコーヒーはアメリカで日本人が作った
インスタントコーヒーが商品化されたのは、1903年です。
それまではコーヒーをただ乾燥させたものしかなく、保存がきかなかったため商品化されていませんでした。
- 1771年イギリス
- 1853年アメリカ
- 1889年ニュージーランド
転機になったのは、カトウサトリという日本人研究者がアメリカでコーヒーの真空乾燥技術を発見したこと。
このカトウサトリさんが発見した技術は、これまでのない技術だったので1903年に特許取得となります。
そのままうまく商品化されなかったのですが、1938年にスイスのネスレがネスカフェを販売しました。
ネスカフェの販売を機に、一気にインスタントコーヒーは広がっていきます。
現在ではさまざまな種類が販売されています。
インスタントコーヒーの工場での作り方
インスタントコーヒーが工場で作られる手順を紹介します。
- コーヒー豆をローストする
- コーヒー豆をブレンドする
- 豆を挽く
- コーヒー液を作る
- コーヒー液を乾燥させる
- パッケージに詰める
コーヒー液を乾燥させる際に、インスタントコーヒーには2種類の作り方があります。
次の項目でインスタントコーヒーの作り方を紹介していきます。
インスタントコーヒーは2種類の製造方法がある
インスタントコーヒーには、フリーズドライ製法とスプレードライ製法があります。
それぞれの製法で味が違うので、インスタントコーヒーが美味しくないと感じているなら、コーヒーの選び方を変えてみるのもいいかもしれないですね。
フリーズドライ製法|濃縮コーヒーを凍結・乾燥させる
フリーズドライ製法は、コーヒー液を-40度で以上で凍結した後、乾燥させる製法です。
真空空間で乾燥させるので、荒い粒上に仕上がるのが特徴です。
日本で販売されている有名なものだと、ゴールドブレンドがフリーズドライ製法で作られていますね。
ゴールドブレンド以外でも、粒々タイプならフリーズドライ製法です。
香りがとてもよく残るので、ブラックで飲んでも美味しいのが特徴。
手間がかかるので価格が高いので量産には向きません。
スプレードライ製法|濃縮コーヒーを噴霧・乾燥させる
スプレードライ製法は、高温のコーヒー液を噴霧して乾燥させる方法です。
細かな粉末状になるのが特徴で、冷たいお水にも溶けやすくなっています。
冷たい牛乳に溶かしてカフェオレを作ったり、アイスコーヒーを作ったりするのに向いています。
量産しやすいので、インスタントコーヒーを安く飲みたい人向きです。
昔よりは味が落ちにくくなってはいますが、個人的にはフリーズドライ製法の方が好きです。
インスタントコーヒーがまずくなる3つの理由
インスタントコーヒーは少しのコツで美味しくなります。
逆を言えば、まずいなと感じるのには必ず理由があるんですよね。
私もあまり意識せずに入れている時は、やはり「インスタントだもんな」って思います。
でも、今から紹介するコツを実践すれば美味しく飲めるので、ぜひやってみてください。
お湯の入れすぎ
インスタントコーヒーは2gで140ml程度のお湯が適量です。
つまりマグカップに2g程度の粉を入れてお湯をたくさん注ぐと「うっす……」となってしまうわけです。
お湯を入れすぎていてはやはりまずくなってしまいます。
いつもきちんと軽量していないなら、一度きちんと計ってみてください。
適量を入れると味わいが変わりますよ。
お湯の温度が高い
インスタントコーヒーの最適温度は80~90度です。
これよりも低いとぬるいですし、沸騰したお湯を入れると香りを飛ばしてしまいます。
香りの飛んだコーヒーは本当に美味しくないので、熱湯を注ぐのはやめましょう。
ポットのお湯を使うなら80度設定で使うようにしてくださいね。
いきなりお湯を入れている
インスタントコーヒーはまず少量の水で練ってみるのが超おすすめです。
これあんまりやらないと思うんですけど、水で練るだけで香りが全然違うんですよ。
少量のお水で練るだけで、香りが強くなるならこんな簡単なことはありません。
だまされたと思って一度試してみてください。
淹れるお湯の温度が高ければ苦みが強くなります。
一方温度が引くければ酸味が強くなると言われています。
味にこだわりたい人は、ぜひ色々試してみてください。
【まとめ】インスタントコーヒーはきちんと作れば美味しいよ
インスタントコーヒーはちょっとのコツで美味しく飲めます。
一昔前のインスタントコーヒーは確かにまずかったです。
でも今のインスタントははるかに美味しくなっているので、インスタントなんて……と言わずに試してみてください。
私はいろいろなインスタントを試しますが、スタバの奴は結構好きです。
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職場で飲むのに小さくてちょうどいい。
家ではゴールドブレンドのコク深めを飲んでいます。
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